積みゲー死亡遊戯

これは、頂上が見えない積みゲーの山に果敢にも登り続ける一人の男の物語である。

【ゲーム】「Guitar Hero Live」がもたらしたシリーズへの華麗なる帰還

お世話になっております。おつこです。

Guitar Hero(ギターヒーロー)
海外ゲーム好きはおそらく名前だけでも聞いたことはあるんじゃないでしょうか。私が大好きな海外のリズムアクションの一つです。かなり息の長かったシリーズで、一部のタイトルは日本でも発売したこともありました。一時期はもの凄い本数を売り上げていた作品だったのですが、リズムゲームジャンルの宿命とも言われるマンネリ化には勝てなかったのか、Guitar Hero:Warriors of Rockを最期にシリーズは凍結していました。

そのGuitar Heroが5年ぶりに帰ってきました。

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その名もGuitar Hero Live」
もちろん私も個人輸入を利用してXbox One版を購入しました。発売自体は去年の10月でしたが、今でもチョクチョク遊んでいます。久々の続編ということもありますが、個人的にはシリーズで一番面白いのではと感じています。
5年ぶりの新作は何が変わったのか、何が面白かったのか。今日はそんなところを書いてみようかなと思います。

 



ゲームシステムの刷新が新たな面白さを生み出した

Guitar Heroの基本的なゲームシステムですが、ギター型のコントローラを使用して、
ネックの部分に付いている5つのフレットボタンを押してプレイをします。ゲーム画面には対応した色のオブジェクトが流れてきて、対応した色のフレットボタンを押してピッキングしていく…という感じでゲームシステムは至って普通のリズムゲームです。
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過去作はこんなコントローラ


過去作のプレイ画面はこんな感じ。使用されている楽曲は基本的にマスター音源なんです。

ところがGuitar Hero Liveではゲームのコアである部分であるここを刷新されています。フレットのボタンは横に5つ並んだものから上下に3つずつ合計6個に変更され、実際にギターのコードを押さえるような運指でゲームプレイができるようになりました。
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新しいコントローラはこんな感じ。ボタンの部分が違うのが分かるかと思います。

難易度はやはり過去作と比較すると上昇しておりますが、譜面の難易度が5つ用意されており、一番易しい難度では本当に簡単なので初心者でも安心してプレイすることができます。この手のジャンルは初心者お断りみたいな風潮を見受けられますが、初心者から上級者まで幅広く遊べるような難易度設定は素晴らしいと思いました。また、今作は過去のシリーズに収録された曲も多く再収録されているのですが、システムが新しくなったおかげで凄く新鮮にプレイすることができます。


ギタリスト目線で進むGH Liveモード

Guitar Hero Liveのゲームモードは2種類用意されていて、そのうちの一つであるGH Liveモードはなんと実写映像の一人称視点で進みます。私も色々なリズムゲームを見てきましたが、この手のジャンルで一人称視点っていうのは多分この作品が初めてなんじゃないでしょうか。GH Liveモードは俗にいうキャンペーンモードと同じようなもので、セットリストをクリアしていくと次のステージを選択できるようなります。



ミスも少なく、上手な演奏を行っていくとみんなのテンションも最高潮となりますが、逆に下手な演奏を行うとバンドのメンバーからは「おいどうした!?」みたいな顔をされ、オーディエンスからは「ふざけんな!」みたいな感じでものを投げられ、ブーイングの嵐となります。一人称であるためにとことんリアルです(笑)
最初はどうなんだろうと思っていたんですけど、コレがまたすごい効果的な演出になっていました。ゲームへの没入感も過去作に比べると段違いなんですよね。上のプレイ動画を見ても分かる通り映像もかなりリアルに作られており、実際にライブに立つとこんな視点なんだろうなというのを感じられました。

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MTV meets Guitar HeroなGHTVモードが本当に素晴らしい

Guitar Hero Liveで用意されているもう一つのモードがGHTVモードなんですが…私が昔から望んでたのがこういうのだったんだよ!と感動すら覚えたモードでした。実際にアーティストのPVを背景に、ゲームプレイができるようになっているんです。まさにMTVなどの音楽専門チャンネルでPVを見ながらその曲でGuitar Heroをプレイするという感覚で、洋楽ファンにはたまらないモードとなっています。


MEGADETHのHangar 18もPV付きで遊べちゃう!

そしてこれ「ストリーミングサービス」なんです。ディスクに含まれているものではなくストリーミング配信されていて、ゲームを立ち上げれば24時間プレイすることができるんです。もちろんプレイ自体は無料で、チャンネルという概念があり、時間のローテーションで様々なジャンルの音楽が配信されています。

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この時間にはメタル特集が配信されていました。

チャンネルで配信されている楽曲は途中からでもボタン一つでプレイに参加することができます。PVをBGM代わりにして、好きな曲が始まったらボタンを押してプレイ…みたいな事ができちゃうんです。いやぁもの凄い時代になりました。


好きな曲も自由に選べるが…?

待って、曲は自由に選んで遊べないのか?というとそんなことはなく、ちゃんと好きな曲を選んでプレイできるモードも用意されております。

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SONG CATALOG画面。ここから好きな曲を選んでプレイすることができます。

好きな曲を選んでプレイするときはTokenを消費してプレイするのですが、個人的にはココが残念なところ。Tokenはゲーム内のクレジットや課金で得られる通貨で購入するようになるんですよね。ゲーム内クレジットもたくさん手に入るわけじゃないので、好きな曲をたくさんプレイしたい!でもToken持ってない!みたいなことになるプレイヤーもいるのではと思いました。やっぱり好きな曲は好きなだけ遊びたいですからね。

もう一個惜しいと思ったのは、「PVで使われているサイズの曲になってしまうこと」でしょうか。今までのシリーズはCDからのマスター音源を使用していたので、どの曲もフルサイズでプレイ出来ていたのですが、GHTVはPVを使用するというシステム上、曲によってはPV用に編集されていてカットされているものもあります。もちろん仕方ないことなんですが、ついこないだ配信されたDragonforceのThrough The Fire And Flamesは過去作だとマスター音源でフルサイズだったのでやはり少し物足りない気がしました。


GHにTTFAFが帰ってきたけどフルサイズで遊びたかった!


DLCによる楽曲追加は一切ナシ、配信で無料追加という太っ腹加減

Guitar Heroシリーズといえば、DLC(ダウンロードコンテンツ)での楽曲の追加なのですが、今作ではDLCでの楽曲展開はないとのことで、GHTVでの追加配信で楽曲を増やすという形をとるということです。コレは本当にありがたいですよね。ストリーミング配信での追加なのでデータ保存機器の容量も気にせず遊べるというのがホント大きいです。しかも現時点で週1ペースで配信されているというのもすごいです。このシステム考えた人には拍手を送りたい…

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君もハーマン・リになれる


まとめ:Guitar Hero Liveはシリーズのマンネリ化を打ち破った見事なリブート作品

5年ぶりの続編だったGuitar Hero Liveはゲームプレイでのマンネリ化を見事に打ち破り、シリーズの帰還を果たしたと言えるでしょう。過去作ほぼ全てプレイ済みの私もすごく新鮮にプレイすることができました。GHTVモードは中毒性もあり、海外のリズムゲームジャンルの新たな可能性がたくさん詰まっていると感じました。
日本未発売のタイトルですが、海外ゲームを取り扱っているゲームショップだったり、通販でも購入することは可能です。通常のゲームと違って価格は高めなのですが、リズムゲームが好きな人や洋楽が好きな人は必携の一本だと思います。
みんなもロックしようぜ!

それではまた次回。


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