【映画】「不能犯」を見たよという話
お世話になっております。おつこ(otsuko61)です。
こないだ正月かと思ったらもう二月ですよ。今月も張り切って色んな映画を見に行きたいと思っています。今月も見たい映画が多いのですが、一月公開の作品もあまり見に行けていないので三連休とか平日のレイトショーなどでどうにか時間を作って行きたいなぁ。
というわけで二月一発目に見た映画はこちら。
「不能犯」
「オカルト」や「カルト」、「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」シリーズなどのフェイク・ドキュメンタリーを数多く手がけ、最近では「貞子vs伽椰子」も話題となった白石晃士監督の最新作。私自身も監督のファンで様々な作品を見ているのですが、今回はホラーではなくサスペンス色が強い作品。どのようなモノになるのか気になっていて、金曜の夜に早速見てきました。
映画の感想としてはまさに「愚かだね、人間は」という一言につきます。
相手が悪いと決めつけ、感情のままに殺意を抱き、あいつムカつく。死んで欲しい。だから殺して。私も人間なので、ちょっと共感しちゃうんですよね。死んで欲しいわ!までは思わなくても、こいつメッチャ腹立つわ。電車の中でお腹下してしまえばいいのに!みたいなことを(笑)映画で描かれるエピソードも普通に身近でありえるような事だし、共感できる話だよなーなんて思いましたね。
元々は漫画が原作なのですが(私は未見です)、まさか白石監督がこのような作品に関わるというのは意外な感じがしました。しかし実際映画を見ると白石節がかなり炸裂していたのがびっくり。特に暴力やグロテスク描写はかなり凄惨で、監督の持ち味がダバダバと溢れ出ている。あんな俳優やあんな女優が笑っちゃうくらいムゴい死に方をしますよ(笑)松坂桃李くん演じる宇相吹正の魅せ方も不気味で、彼の新たな魅力を発見できたなと…
不可解な能力で人を殺し、なにも解決できない不気味さがあるのは面白いなと思った一方、本当に何も解決していないのでちょっとモヤモヤ。原作も絶賛連載中なので仕方ないのかもしれませんけどね。宇相吹の素性も原作ではまだ明かされていないらしく、あえて映画でも描かないようにしたのかなと感じました。そんなこともあってか、続編があっても問題ないような〆方だったので、原作が完結したら映画の方も決着を付けてほしいなと思った作品でした。原作漫画もすごく興味が湧いたので、コレを機に読んでみようかな。
ということで今回はこの辺で。
また次回!