積みゲー死亡遊戯

これは、頂上が見えない積みゲーの山に果敢にも登り続ける一人の男の物語である。

【ゲーム】過去シリーズへの敬意の塊しかない「DJMAX RESPECT」レビュー

お世話になっております。
Life is Strangeの余韻が未だに続いていて他のゲームが覚束ない状態のおつこ(otsuko61)です。


私が好きなリズムアクションゲームの一つにDJMAXシリーズがあるのですが、先月韓国でシリーズ最新作のDJMAX RESPECT」PS4で発売されました。日本でもアークシステムワークスローカライズを行い、11月に発売が決定していますが、国内の発売が待てなかった私は個人輸入で一足先に韓国版を入手しちゃいました。
あ、ちなみに日本国内版も既に予約済です(笑)

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すでに数十時間プレイしているのですが、メチャクチャ面白いんですよ!
大げさな話ではなく、PS4で遊べるリズムアクションゲームでは最高峰なのではという感想です。豊富なゲームモード、シリーズファンも納得の過去収録曲、とんでもないクオリティを見せつける新曲…何もかもが素晴らしいタイトルになっています。

 

多彩&豊富なゲームモード

本シリーズは2004年の6月にPCでシリーズ一作目のDJMAX Online」のサービスが開始されました。その後プラットフォームやゲームシステムの変化もありつつ、現在までに様々なシリーズが展開されています。DJMAX RESPECTでは、シリーズの中でも特に人気だと思われるPlayStation Portableで発売されたDJMAX Portable」DJMAX Portable2」をベースに新たな要素をコレでもかと追加、シリーズの集大成的な作品になっています。

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ファンは涙を流しながらプレイすること間違い無し…

 

基本的なゲームシステムはPortableシリーズのものに準拠していて、画面の上から降ってくるノートが判定ラインに重なった時に対応したボタンを押したり、アナログスティックを操作することで曲を演奏します…って説明は完全にコナミbeatmaniaシリーズ」ですね。というかプレイ画面も殆どそれです(笑)
実際、過去にコナミに訴えられたこともあるのですが…その後のニュースを特に聞かないので和解したものと思われます。国内展開されてたシリーズはコナミの通販でも販売されてましたしね。

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上の動画ではなんか難しそうだな…と思われそうですが、遊べるゲームモードは4ボタン、5ボタン、6ボタン、8ボタンととにかく豊富。譜面の難易度も最大3種類用意されているので音楽ゲーム初心者の方も安心してプレイすることができます。なにより、「ボタンが少ない=譜面がつまらない」ワケではないというのがDJMAXシリーズの強みなんです。プレイスタイル毎にちゃんと譜面が作られているので、ボタンが少ない譜面でもしっかり面白いし、難しい曲はしっかり難しいんです。どのスタイルも製作者からの愛が伝わってきました。

オンライン対戦モードもあり、世界中のプレイヤーとプレイヤースキルを競うことも可能です。Online時代の時のように多人数でのバトルではなく、1vs1でのオンラインバトルになっていますが双方で難易度やプレイスタイルが違っていても対戦することが可能です。自分と同じくらいのプレイヤースキルの人とプレイするとスコアが僅差になるので本当に面白いです。さらにコントローラが2つあれば、同じルールでローカル対戦もできちゃいますので、友達が家に遊びに来た時に用意できる接待ゲームとしての一面も持っています(笑)

 

収録曲はファン感涙の過去曲オンパレード+新曲の全146曲

本作の収録曲はPortable1と2で収録されていた106曲+新曲が40曲の計146曲。ただし「Dreadnought」と「CnP」の2曲は色々あって未収録となっています。また、収録過去曲のBGA(ゲーム中再生されるムービー)に関しては全てHD画質にリマスターしているという気合の入れ方。実は私が一番気になってた所がBGAの解像度だったのですが、まさか全曲作り直すなんて思いませんでした。シリーズによってBGAが変更になった曲に関して一定条件orランダム?で変化するようです。Enemy StormのBGAが見慣れたOnline版に変化した時は「おおぁあ!!?」と声を上げてしまいました(笑)

 

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あの曲、この曲がHD画質で蘇る!


BGAはcollectionモードで鑑賞できるので、プレイ中は見られなくても安心。プレイリストも作れるので、お気に入りの曲だけを集めてBGAを鑑賞してみるのも良いですね。

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音楽のみ再生の設定もあり、至れり尽くせり


そしてそして、今回収録が漏れてしまったシリーズの楽曲はDLCで配信されることが予定されています。

DJMax Portable Clazziquai Edition(PSP 日本未発売)
DJMax Portable Black Square(PSP)
DJMax Technika(アーケード)
DJMax Technika 2(アーケード)
DJMax Technika 3(アーケード)
DJMax Portable 3(PSP)
DJMax Technika Tune(PS Vita)
DJMax Ray(Android/iOS)
DJMax Technika Q(Android/iOS)

そう、全て!
いやもうとんでもないことですよこれは…全ての作品がPS4に集約する(かもしれない)んですから…TECHNIKA3のあの曲とか、BSのあの曲とかがRESPECTで遊べる日もそう遠くはないのかも。続報に期待したいと思います。

TECHNIKA3のあの曲



BSのあの曲



ちなみに日本国内版独自の追加要素として、なんとあの格闘ゲームギルティギアシリーズからの楽曲が早期購入特典として封入されることが決定しています。こちらも詳細はまだなので、続報に期待ということで!

 

シリーズ伝統のやりこみ要素もバッチリ

正直そこまでリスペクトしなくてもいいよと思いたくなるのですが、本作のやりこみ要素もバッチリ。解禁するものもたくさんあり、新しい楽曲や降ってくるノートを変更できるアイテム、オンラインプロフィールに使用できるメッセージやスキンなどが解禁していきます。

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現在の解禁状況もチェックできるのは良いですよね

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Achievementの項目では解禁の詳細条件がチェックできます


個人的に一番キツいと感じているのがやっぱり「FREE STYLE Combo」の条件ですね。好きな曲を好きなボタン数でプレイできるFREE STYLEモードでコンボを切らさずひたすらに解禁条件まで伸ばしていくモードです。RESTARTがあるので切ったらやり直せば良いんですけど、上の画像見て下さい。250000コンボ繋げてもまだ先があるんですよ…一体いつまでやりゃいいんだ…ちなみにコンボ解禁はPortableの伝統っちゃあ伝統なんですけども。

とはいえ、解禁も複数条件用意されているようなので必ずしもここの条件を達成しないとアレが出ないコレが出ないみたいな状況にはならないようですね。だってこれ音ゲーやったことない人には地獄じゃねえか!

 

沢山のRESPECTが詰まった「DJMAX RESPECT」

サブタイトルの「RESPECT」にはDJMAXシリーズ自身へのリスペクト、そしてDJMAXユーザーに対するリスペクトという意味が込められているそうです。本作にはそのサブタイトルに恥じない「敬意」が隅々に込められていました。正にシリーズ最高傑作と言っても過言ではないでしょう。

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日本国内版が出るのは2017年11月9日ともう少し先ですが、シリーズのファンはマストバイですし、世の中の音ゲーマーも避けて通ってはいけないタイトルだと思っています。本気でオススメです。
私もまだまだやり込めていないので引き続きプレイしていきたいと思いますよ!

それでは今日はこの辺で。



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